公務員試験 技術職挑戦記

2留既卒短期職歴のひきこもりダメ男,公務員上級技術職に挑戦してみました.

地方上級2次試験2日目 

地方上級2次
関連記事:地方上級2次試験1日目

全員共通の2次試験1日目が終わると,2日目の日程が発表される.
1日目の翌日から1週間程度のうちの1日が指定される.
19年度では1日を3つの時間帯に区切り,それぞれの時間帯ごとに12人程度を呼んでいた.
2つのグループに分け,その6人で集団討論を行い,それが終わると個別面接に移るという流れだ.
事務系も技術系も関係なく,むしろ混ざるように呼ばれていた
私の組は事務系3人(女性2人),技術系3人の6人だった.

--2日目---------------
待合室に入ると,県の職員がいて「私語は厳禁です」と目を光らせる.
集団討論が控えているので,受験生同志で作戦会議などをされてはたまらないからでしょうw
その後,集団討論のグループ分けが発表され,それぞれの部屋に移動する. その間ももちろん「私語厳禁」である.

●集団討論
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●集団討論
私が受けた県の場合は,1次試験の合格通知と共に2次試験での集団討論のテーマが書かれた紙が同封されてきた.
そのテーマにもとづいて討論が進められることになる.
一応,ここでは私のグループの集団討論の様子をチラッと書いてみます.もちろんグループによって展開は様々だと思います.

論題「赤ちゃんポストについて」

この年(2007年)大きな話題をさらった,熊本県の慈恵会病院が設置した「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」.
「赤ちゃんポスト」は,事情があって親が育てられない新生児を受け入れるためのもので,各国で導入されている.新生児の命を救うことができることから賛成とする意見がある一方で,安易な育児放棄を招くことから反対とする意見もある.「赤ちゃんポスト」について皆さんで話し合い,グループの意見として集約してください.

事前に論題が示されているということは,十分な準備期間があるというわけで,個々人がそれなりに論題に対して理解を深めてきているといって間違いない.
そのため非常に高度な議論が期待できる反面,準備不足の人は議論に参加する余地がなくなってしまったり,逆に深入りしすぎて議論に収拾がつかなくなったりと,難しい一面もあるようだ.

全員緊張の面持ち.
A〜Fという札が半円状に並んだ机の上においてあり(詳細は関連記事:集団討論(1)),「Aさん」「Dさん」という風に記号で呼び合う.
「名前を覚えられなかったらどうしよう」という心配は無用だ.

-- まず面接官があいさつ.面接官は5人.多い.
・まず始めにAさんから順に2分程度で個人の意見を発表してもらう.
・その意見を参考に議論を開始する.時間は始めの意見発表含めて30分.
・議長あるいは進行役は置いてもいいし置かなくてもよい.
・目的は「グループとして意見を集約し,ひとつの結論を導くこと」
という感じの注意事項を述べて開始.

-- Aさんから順に意見発表.
AさんからEさんまでおおむね赤ちゃんポストの存在に「賛成」.
Fさんだけ「反対」.

-- 一通り発表が終わった.討論の開始である.
一瞬の沈黙.なんとも嫌な汗が出る.
ひきこもり明けの私にはもう今すぐにでも首を吊りたいくらいの緊張感.
正直,私はこの沈黙の中で声を発するような男気あふれる性格ではございません.

数秒の後,女性が口を開いた.
「よろしいでしょうか」
私は幸運だったかもしれない.幸運なグループにめぐり合えたのかもしれない.
「このテーマに関しては,一概に『これ』という結論を導くのは難しいと思います.司会や進行役を設けずに,議論を進めるのはどうでしょう?
すばらしい.そうです.司会は絶対必要ない.個人的にそう思ってた.(思ってても行動に移せないクソッタレ野郎の私^^)
素人が無理矢理に,やったことも無い司会業なんか始めたって,いいコトなんか起こるわけ無いのである.ましてやこんな大舞台で.それに司会がいると,やっぱり司会に進行を頼りきっちゃうから.
みんなで次はどう展開したら良いかを頭の隅で考えながら議論することが大事だと思うんだけどねえ.どうかしら?

-- すかさず合いの手の私.
「そうですね.まずは賛成反対よりも何が問題となっているのかはっきりさせてしまいませんか?」
的なことを言ったかしら・・?
集団討論は「何回発言したか」は関係ない.
しかし,第一声はなるべく早くに発したいものである.心のオモリが幾分か軽くなった気がしてくるから.
そんなとき,一番手っ取り早いのが「他人の意見に乗っかっちゃう」w これ最強www

-- やっぱり行動力のある人はすごい.
2人の女性のうちのもう1人も仰天発言
「私はこの慈恵会病院に直接電話をしてお話を聞いてきました.」
ですと.なんとまあ.
そこまでやる?とさすがにあっけに取られたのと同時に,私を不安が襲う.
(もしかしてみんなこれくらいのことして情報収集してるの?)っていう不安である.正直私にはそんなこと到底出来ない芸当だ.
と思って脇を伝う汗を感じながら,周りを見回すと,みんな「ゴクリ」という感じで生唾を飲んでいた.ちょっと安心.
今考えると,まぁ向こう(病院側)は仕事中なわけで,個人的な試験のために電話してうんぬんというのは配慮を欠いた行動とも読めなくはないが,「真剣ってのはこういうことか」を思い知った.

-- バランスよく.
メンバーに恵まれたと言っても良いかもしれない.
6人全員が満遍なく発言していた.それぞれ自分1人だけがしゃべり過ぎないように気を使っていたように思う.2,3回続けて発言した人は,しばらく他の人の意見を「うんうん」と相槌を打ちながら聞いていた.
「〜〜と思いますが,どうでしょうか?」など,他の人が意見を続けやすいように発言を終える人もいて,互いに良い議論をしようという意思が見えていた.

-- メモは重要.
討論が白熱してくると,色々な意見が出てきてメモ用紙がなかなか大変なことになってくる.もうグチャグチャになっちゃうのですw
人が言ったことの要点を捉えてサッとメモする,って口で言うのは簡単だけど,なかなか難しい.
メモ書いてると,その間は耳がお留守になっちゃいますし・・・
練習のしようもないですが,,

-- 結論へ.
残り5分くらいのところで,そろそろまとめに入りますか,と結論へ.
まず,赤ちゃんポストというものが出来ていた社会的背景を検証した.
次にそれを是正するための国や地方自治体レベルでの対策,家庭や個人のレベルで行える対策を示して赤ちゃんポストが必要ないようにするには,という視点でまとめていった.
赤ちゃんポストの存在を否定することは出来ないという点では賛成側に寄った論調が主だった.

-- 所感
私自身,試験としての集団討論は初めてでした.
就職したときの新人研修でコミュニケーション能力育成という目的で集団討論をやったが,ヒドイもんだった.まぁその程度の会社だったんですけど・・
そんなわけで集団討論,覚悟していたんですけど,かなり有意義な?というかまともな討論ができたように思います.
上級試験を受けて2次まで残るような人は,ある程度の真剣さを持って勉強してきた人だろうから,結局はこういった集団討論でも,みなさんちゃんと考えてきていらっしゃるのでしょう.
むやみに集団討論に恐怖感を持つことは無いと思います.


●個別面接
面接官3人
(私の部屋では)真ん中に役職持ちっぽい中年女性1人,両脇に技術系職員っぽい中年男性2人.
2次試験1日目に書いた面接シートをもとに進められる.

真ん中のおばちゃん(あえてこう呼ぶ)が曲者だった
多分偉い人なんだろうケド,もう何言ってるのか分からない.
「とんでもない面接官に当たっちゃったなあ」と部屋に入って1分で悟った.
まず何言ってるのか分からない.早口で,カツゼツが悪い・・・

ただ,これは明らかに面接官側の問題なので堂々と
「申し訳ありません,聞き取れなかったのでもう一度お願いします」
と聞きました.多分,両脇の面接官も私を同じことを思っているはずですから.
この程度で減点の対象ならば「もうやめて!私の得点はとっくにゼロよ!!!!」である.

面接のスタイルは・・・ 聞かれることはどこも同じです.
私のような既卒者の場合は固有の質問がついて回ります.
・なぜ辞めたか
・どういう仕事をしていたのか
・なぜ辞めたか(2回目)
・なぜ公務員か
・なぜこの県か
・民間でもインフラには関われるのでは?
・新しい技術に興味があるなら,民間の方がそれに触れる機会は多いと思うが?

いやーーー,,しつこいのなんのって.
こっちが発言したことを「なるほど,〜〜〜ということですね.分かりました,では・・・」という感じで受け答えしてくる.
圧迫ではないが,1つのことについてズブズブと突っ込んでくる.
「いや,それさっき言ったし」とツッコミ返したくなるような質問のちらほら・・・
「先ほど申し上げたことと重複しますが,」と前置きして,先に言った内容を微妙に変えて言っときました.
全く同じ質問されてるのに全く違う答え返すわけにもいかないしねえ?


・大学では何を専攻していたのか
・県で活かせるか
・活かせない部署に配属されたらどうするか
・(防災に興味があると答えて)県の防災について何か知っているか?

4つ目の防災についての質問に,「危険度の高い大きな活断層がいくつも走っており,行政が主導して建築年数の長い建物への無料耐震診断などをおこなっているが,実績はかんばしくないようですね」
的なことを言ったら,面接官を一瞬目が合った.
「なるほど,では○○さんから見て,どうすれば改善されると思いますか」 って切り返された.

政策に関して否定的な答えを返すと,確実に「じゃああなたの意見を聞かせて」となるので,注意が必要です.
逆にそのへんまで見越して対策を立てていれば,面接官を返り討ちです.

・自己PRをどうぞ
・最後に何かどうしても言いたいことありますか

そんな感じでした.
突っ込みは厳しかったけど,穏やかに進みました.
[ 2007/09/28 01:46 ] <地方上級> | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

Author:おさむちゃn
受験当時25歳.

2留既卒の短期職歴,ひきこもりでありながら,公務員試験上級技術職に挑戦.
結果,受かってしまった.なんとかなるものである.

まだまだ発展途上のブログです.試験終わって間もないので・・・ 色々書いていきたいので,ご意見ご感想コメントお待ちしています^^

詳細プロフィール,結果についてはコチラ


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